添付文書の設問
MRの試験内容は6科目あるのですがそのひとつに添付文書の設問もあります。これが結構ややこしいし、難しいのですが、ここでちょっと紹介したいと思います。
たとえば、用法および容量は承認事項である。正しいか間違っているのかを選びます。そして使用上の注意に用いる年齢区分で間違っているものを選べという問題もあったりします。
1歳未満、5歳未満、15歳未満。特定生物由来製品の使用にあたり患者に説明し、理解を得るように勤めなければいけない旨を記載しているのは、慎重投与、重要な基本的注意、副作用、その他の注意のうちどれか。
試験のポイント
そして副作用の発生機序、発生までの期間、具体的な防止策、処置方法などが判明している場合には必要に応じてカッコ書きをするかどうか。
比較する二つの薬剤による順序データで得られた結果に差があるかないか検定する場合に使う検定法について。t検定、標本Wilcoxon検定、多重比較検定。この中から選べという問題。
それから、使用上の注意に含まれないものを選ぶ問題。相互作用、適量投与、臨床検査結果に及ぼす影響、臨床成績。
製薬会社は医薬品の適正使用のために関連する情報はすべて提供すべきであるという問題。○か×か。
あと2問ほど紹介しますが、添付文書の情報は医療法および薬事法によって規定されている、これ○か×か。
そして最後の問題。薬事法が規定している添付文書による医薬品情報の正しい提供先に該当しないところを選ぶもんだ。薬局の解説者、診療所の解説者、患者。こんな問題が出るみたいですね。
答え合わせ
普通に考えて冷静に考えるとわかるような問題もあるのですが、一問目は○。
そして年齢区分で間違っているのは最未満、そして特定生物由来製品の問題は重要な基本的注意、副作用の問題は○。
比較する薬剤のデータは標本Wilcoxon検定、使用上の注意に含まれないのは臨床成績、製薬会社の関連する情報提供はすべてかどうかは×。
添付情報は医療法、薬事法により規定というのは×。
薬事法が記載する提供先に該当しないのは患者。こんな答えになりました。
僕は勉強せずにこの問題を解いたら9問中5問正解していて4問間違えました。
これ、しっかり勉強すれば合格できそうですよねって甘い考え方かなあ?こんな問題が出されているようですよ。
しっかり勉強してもっと正解率上げたいですね。MRの仕事ってなかなか難しいと思うけどこんなことまで勉強をするのだなってこともよくわかって模擬試験とか受けるのは参考になりますね。
本番はもっと手ごわそうですけど。