EDとストレス
EDは勃起機能の低下を指す言葉です。男性なら誰にでもなりうる症状といわれ、パートナーとの営みで十分に満足した勃起力が保てないのが特徴です。そのためEDの症状に強い問題意識を持つ必要があります。
とりわけEDにはストレスが原因になることも多く、これを「心因性ED」とよびます。
ストレスは誰もが受けるものです。過度なストレスの場合は自律神経を乱し、悪化するとリラックスしたい状況でも緊張状態が続き、大事な場面で力を発揮できなくなります。
本人が意図せずに身体が勝手に反応するので、自律神経の乱れはプライベートだけでなく、仕事にも影響する可能性があるため、EDの自覚症状をもっている場合は直ちに毎日の生活を見直しましょう。
EDを自覚してから治療するまでの期間
EDを患う男性のなかには、すぐに症状に気づく場合がありますが、多くの男性はおよそ半年以上経った後に自分がEDであることを自覚しています。
先ほども挙げた「ストレス」がEDの原因にもなりえるため、一時的な勃起不全だと思う人が多いのでしょう。
また、「仕事が落ち着いたら症状も改善されるだろう」という考えも間違いではありませんが、そう簡単にストレスが緩和できる環境にたどり着くとは思えませんよね。
長い間ストレスを受け続ける場合もあり、年齢を重ねるとともにEDになりやすいということもあります。
そのため、EDを自覚したなら放置するのではなく、EDを改善しようとする意識を持つことが必要になるのです。
EDの治療方法
EDの治療は、主に服薬治療を行います。
ED治療薬の新薬として開発された「バイアグラ」や効果時間の長い「シアリス」など、厚生労働省が治療薬として認めた治療薬を使用します。
尚、「バイアグラ」にはジェネリック医薬品が出ていたり、服用しやすい「バイアグラODフィルム」も開発されています。
ED治療薬は、性行為のおよそ1時間前に服用します。
薬の種類によって25mg~50mgまであるので、医師から指導された分の量を飲みます。
また、一度薬を服用した後は、1日以上経過しないと飲むことはできません。
薬と身体の相性もありますので、服用後の体調に違和感がある場合はすぐさま処方してくれた医師に相談しましょう。
尚、ED治療薬は専門のクリニックや医療機関でしか販売が認められていません。
個人輸入した業者から購入する人もいますが、どのような成分が含有されているのかわからないため、絶対にネット通販などで購入しないようにしましょう。